SDガンダム外伝 ラクロアンヒーローズ

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◾️SDガンダム外伝 ラクロアンヒーローズ

発売機種:ゲームボーイ

発売メーカー:バンダイ

発売日:1990年10月6日

 

〜あらすじ〜

人間とモビルスーツが共存する平和な世界「スダ・ドアカワールド」。だが、モビルスーツだけの世界をつくろうとするジオン族の出現により、町の人々は次々とどこかへ連れ去られてしまった。
ジオン族の野望を阻止しようとするラクロア王国のレビル王は、勇敢に戦いを続けた。が、遂に激しい疲労のため重い病を患ってしまった。そこで王女、フラウ姫はひとりの騎士にジオン族打倒の願いを託したのであった。
彼の名は騎士ガンダム、ユニオン族の勇者である。はたして敵のボス、魔王サタンガンダムを倒し、平和な日々を取りもどせるのだろうか。

 

〜イッツ・ア・“ガンダム”ワールド〜

おはこんばんち!ヒュラでございます。

君は、「ナイトガンダム物語」を知っているだろうか?

そもそも“ガンダム”を知らないという方にはなんのこっちゃの話から始まるのだが、とりあえず説明してみるので聞いて欲しい。

まず、ガンダムを愛らしい2頭身キャラにされたものが「SDガンダム」であり、人によっては本家本元のガンダムのアニメより馴染みがあるのかも。

SDガンダムといえば、ガシャポン(ガチャガチャ)玩具やプラモ、Gジェネレーションなどのゲーム、アニメ、昔懐かしカードダス、といった様々な媒体で人気を博している。

その中でも外伝作品としてナイトガンダム物語は存在しており、最初はカードダスとして発売された、だったかな。その後、コミックボンボンでも漫画として連載されており、それがRPG化されたものとなっております。

ちなみにヒュラ少年はコロコロコミックよりコミックボンボン派だった。コロコロ派と日々めくるめくる争いをしていたとかしていないとか。

僕も初期のガンダムは年代的にリアルタイムで見ていないし、大人になってからレンタルビデオ等で作品を閲覧したクチなのですが、入口はこのナイトガンダムだったんだよね。

今ではほとんどの作品を見るほどにガンダム好きになったけど…おっと、話が逸れたね。

ともかくガンダムを知らないという方も、このRPGは気軽にプレイしてもらいたい。ストーリーはオーソドックスな勇者と魔王の物語だから、ガンダムを知らなくてもすんなりプレイ出来るはず。

もちろん、ガンダムのキャラクターを知っていればより楽しめるので、このゲームをキッカケにガンダムのアニメも見てもらえると嬉しい。

ランバラルのコテコテの関西弁には笑ったよね(笑)

それにしても、あらすじを改めて読んでみると…モビルスーツだけの世界を作ろうとしてるって、結構やばい思想なんだなサタンガンダムって。

どこかの呪霊操術使いみたい。

 

〜サタンガンダムはやばいやつ〜

ゲームの進め方については特に言及しませぬが、ひとつだけ警告を。絶対に始まりの町からそのまま外に出ないこと。

普通、RPGの序盤といえば、最初の町や村の周りをぐるぐる回ってスライム等級のザコ敵を相手に経験値やお金を稼いで冒険の準備をするものだけど、この世界では始まりの町(城)の周辺にはいきなり最強クラスの敵が現れます。(※その代わり、旅の扉なるワープで最初に進むべきエリア行ける)レベル1勇者のHPが15しかないのに、200以上のダメージを与えてくるバケモノ級がうようよと外を徘徊しているんですよ。

これはね、確かにね、敵の大将としては当然っちゃあ当然の戦略なのです。

始まりの町、城といえば味方の本拠地。つまり敵にとっては1番落としたい拠点なんだね。

だからそこに最強クラスの部隊を派遣して、王様とか城の兵士達を動けなくするっていうのは良い戦略ですよね…。

だけどさ、RPGマナーというかさ、最初は弱い敵からコツコツとっていうのが常識じゃないだべさ⁉︎

それをいきなり!将を射んとしたいからって将を射ろうとするなんて!ひとでなし!

やべー奴だよサタンガンダムは。

確かに昔から色々な物語でよく思ってたけど…

勇者倒したいなら何で最初から四天王とか魔王自らとか、最高戦力でもって討ち取ろうとしないんだろうって。

や、そりゃあそれをやったら正に話にならないんだけどさ。

だからこそ最強のヴォルデモートを退けたポッターは偉大だっていう話なんだけどさ。

…また話が逸れたね。

ともかく序盤には気をつけて頂きたい。

 

〜ザコ敵もやばい〜

この作品のプレイスタイルはいわゆるオーソドックスなRPGといった感じで、バトルもドラクエみたいなターン制なのでおちついて戦えます。

ただしね、敵の大将が大将なら部下も部下なのです。勇者を倒したいからといってね、一度の戦闘で同じ敵キャラを最大5体を並べてくるという鬼畜っぷりを発揮してくるもんだから、まぁ道中の戦闘が辛いのなんの。(下記イメージ図)

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敵キャラの右下をよく見ると数字が…?これは同じ敵が複数いるよってことなんですが、ゲームの仕様でグラフィックを複数表示出来ないからって思いきったことやってくれるよね。

この非常識さ、伝わるかなぁ…?

とにかく敵が強い。ボスまでたどり着くのが多分1番むずかしい。

君は生き延びることができるか…?

 

ゲームボーイを何でプレイするか?〜

2024年現在では、この作品をプレイできるのはゲームボーイのみ。では何でプレイするか?

僕はゲームボーイは是非とも携帯ゲーム機でプレイしたかったので、ゲームボーイカラーの液晶を魔改造して見やすくした上で楽しんでいますが(魔改造に関してはまた別の機会で)、大きい画面で楽しみたいという方はスーパーゲームボーイを活用してスーファミ経由でテレビでプレイするのもアリだし、この際色々なレトロハード機のRPGをプレイしたいのであれば、「レトロフリーク」を手に入れるのがオススメ。「レトロフリーク」の詳細はまた別の機会に触れますが、こいつは一体でファミコンスーファミゲームボーイPCエンジンなどのソフトが遊べる優れもの。僕もファミコンとかはレトロフリークを使用しています。

昔なつかしのレトロゲームのあれこれをこれ一体で遊ぶことができるので、これを機会にこちらも是非。

ちなみにナイトガンダム物語のRPGファミコンスーファミでも別作品として発売されております。そちらも要チェックや!

 

 

ドラゴンクエスト(FC)

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◾️ドラゴンクエスト

発売機種:ファミリーコンピューター

発売メーカー:エニックス

発売日:1986年5月27日

 

〜あらすじ〜

古しえの昔、ここアレフガルドの地は闇に包まれていました。
しかし、伝説の勇者ロトが闇の支配者であった魔王を倒し、神から授かった光の玉で魔物たちを封じこめたことで、この地に平和が訪ずれました。
その後、長い間平和が続きました。
ところが、ある時どこからともなく出現した竜王が、城から光の玉を奪い、再び世界を闇に閉ざしてしまったのです。
アレフガルドの地に再び平和をもたらすため、多くの戦士が竜王に戦いを挑みました。
ですが、誰ひとりとして生きて帰って来ませんでした。

それから何年が過ぎたでしょうか。

偉大なる予言者ムツヘタは言いました。

「やがて、この地のどこかに伝説の勇者ロトの血を引く者が現われる。その者が竜王を滅ぼすであろう」
伝説の勇者ロトの血を引く者、それがあなたです。
竜王を倒す、あなたの冒険は今はじまったのです。

(公式説明書より一部抜粋)

 

〜大人気シリーズの第1作目〜

おはこんばんち!ヒュラでございます。

あなたは「ロトの伝説」を知っているだろうか?

今もなお続く大人気RPGシリーズはこのロト三部作から始まりました。

それがドラゴンクエストⅠ・Ⅱ・Ⅲです。

このロト三部作の特徴は、同じ世界を舞台にしている物語ということ。

これはドラクエシリーズでは実は珍しく、他にも天空シリーズ(Ⅳ〜Ⅵ)といった同じテーマを軸にした作品はありますが、同じ世界を冒険する物語はロト三部作だけなんです。だけだよね?

まだこのロト三部作をプレイしたことがない方は、是非三作品を続けてプレイして欲しい。

オススメは、Ⅰ→Ⅱ→Ⅲと順番にプレイすること。

苦労してたどり着いたドラクエⅢの終盤で、あなたはきっと驚きと感動に包まれるでしょう。

 

〜「あなたは死にました」〜

そもそも“ロールプレイング”=“役を演じる”ということです。

上記のあらすじにもあるように、プレイヤー自身が勇者として物語を体験し、竜王討伐を目指していきます。

ドラクエの主人公は一切セリフが無いことが有名。それはプレイヤー自身が主人公へ没入しやすいためでもあると思いますが、僕がこの体験を1番リアルに感じたのは、勇者がモンスターによって倒されて死んでしまったとき。

その時、画面にはこんな文章が現れます。

「あなたは しにました」

ゾッとするよね。たかがゲームのキャラが死んだだけ。けれど、とてつもなく悲しく、虚しい気分に襲われます。もう2度とやられるものか、そう決心させられる程に。

冒険をすればするほど、僕たちは勇者になることが出来る。

 

〜どこからともなく現れたから〜

さて、そんな勇者として旅立つあなたですが、必ずしもその存在を認めてもらう訳では無いようです。

それもそのはず、勇者は竜王と同様、世界に突如として現れました。ロトの血を引くって言ったって…簡単には信じられない人もいるのです。何せ国の命運と大事な姫の命がかかっていますからね。

町の中には実際に「お前がロトの血を引く者?何か証拠はあるのか?」と冒険を始めたばっかりのいたいけな青年に罵声を浴びせる者もいれば、竜王討伐を命じた王様でさえも、旅の資金として最初に120ゴールドしかくれません。その上、3つの宝箱の1つを自分の玉座の後ろに隠すという嫌がらせをする始末。なんて旅立ちだっ!

この冒険をすることであなたは軽く人間不信になれること間違いなし。

でも冒険を投げ出さないで。それはまだ勇者としての「実績」が無いから。諦めずに頑張って冒険を進めていけば、必ずしや誰もがあなたを真のロトの勇者だと認めてくれるはず。

社会もゲームも一緒ですね。

英雄は一日にして成らず。

 

RPGの教科書〜

このドラクエ1をプレイすれば、RPGというゲームがどういうものかが分かります。正にRPGの教科書と言っていいでしょう。

まだRPGをやったことがない方、苦手な方にもオススメ。

RPGの物語の進め方、強くなるにはどうすれば良いか、モンスターとの戦闘。1番オーソドックスなRPGを学びながら冒険を楽しむことが出来るはず。

何よりも、発売から何十年経っても色褪せない魅力的な冒険の数々。

待ち受ける素晴らしい物語の体験を、是非この作品から始めて頂きたい。

 

〜オススメのハード機〜

ドラクエ1はたくさんリメイク版が出てます。

オリジナルはファミコンですが、これは結構難しく、敵がまぁ強いの何の。それでもレベルを上げて、装備を整えれば戦えるようになっていくからそれが楽しいのだけれども。

リメイク版はスーパーファミコン版、ゲームボーイ版、Switch版(ダウンロード)、スマホでもプレイ出来ます。

リメイク版はゲームバランスがとても良い感じに調整されているので遊びやすくなっています。

RPGが苦手な方はリメイク版を是非遊んでみてください。

オススメはスーファミかSwitchダウンロード版かなぁ。RPGはテレビで、でっかい画面でやって欲しいっすな!

お子様も簡単な漢字が読めれば大丈夫。

7歳位には出来るのかな?RPGの楽しさを是非知って欲しいですね。負けるな少年少女たち!

カエルの為に鐘は鳴る(GB)

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◾️カエル為に鐘は鳴る

発売機種:ゲームボーイ

発売メーカー:任天堂

発売日:1992年9月14日

 

〜あらすじ〜

むかしむかし、大変仲の良い2つの国があり、2人の王子様がおりましたとさ。

カスタード王国にはちゃっかり者でクールなリチャード王子がおり、サブレ王国にはあわてんぼうで単細胞な、今回の物語の主人公である王子がおりました。

2人は幼き時からの良きライバルでした。

ある日、“絶世の美女”と名高い「ティラミス姫」が治めるミルフィーユ王国が、悪の大魔王「デラーリン」率いるゲロニアン軍団に占拠されてしまうのです。

2人の王子はティラミス姫を助けるため、ミルフィーユ王国に旅立つのであった…。

 

〜ゲームの感想〜

あかん。あらすじ説明していたらお腹減ってきた。スイーツが欲しい…。

おはこんばんち!ヒュラでございます。

みんな、カエル、好きかい?

プレイヤーはサブレ王国の王子を主人公としてプレイします。

そしてこのサブレ王子なんですが、最初の印象はある意味王子らしい、口先だけでみえっぱりというか、リチャード王子に負けたくないだけの気持ちで戦いをするような人で、正直あまり好きになれなれなかったんです。

ところが、物語を進めていく内にこの王子はどうやら情に厚く、他人のために本気で行動が出来る奴だと分かってくるんですよね。

そしてどんどん、たくましくなっていきます。

そう、このゲームは1人の王子の成長の物語でもあるんです。

このゲームをプレイすれば、ちょっぴり笑えてちょっぴり泣けて、友情の美しさを知り、冒険の楽しさを感じ、金銭感覚を狂わすことが出来ます。

 

ゲームの進行としては、フィールドが平面見下ろし型で、ダンジョンに入ると横スクロール型になりアクション操作が必要になります。

ゼルダの伝説ロックマンが合体したような感じかなぁ。

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とはいえ、ゼルダ程は謎解きが難しくないし、ロックマンのようなテクニックは必要ないし、バトルは“ぽかすか”とオートで進むから戦闘が苦手な人でも大丈夫。程良いゲームバランスでRPG初心者にもオススメです。

順番に進めていけば必ずクリア出来ると思います。

カエルの何が関係あるのかは冒険を始めて程なくして分かり、タイトルの意味は最後に分かりますのでお楽しみにしてください。

 

〜お子様のプレイし始め時期の目安〜

6歳〜7歳くらいかなぁ?ひらがなとカタカナが読めれば問題ないと思います。元々、絵本とか読んでるお子様だったら物語も理解できて楽しめるはず。

ちなみに僕は子供の頃ゲームボーイを持っておらず(目が悪くなるとかならないとか、そんな理由で親に買って貰えなかった)、親戚の家に遊びに行ったときに従兄弟の兄ちゃんに借りてプレイした思い出があります。

その時はクリア出来なかったなぁ…確か。

当時は…発売した1992年だとすると…8歳か。

あれ?小2か?クリア出来てへんやん。

 

RPGの伝承

皆様はじめまして、ヒュラと申します。

僕は今年で40歳になります。

人生の折り返しなのか、まだなのか、もう折り返しているのか、まだ始まってすらいないのか。

僕は物語が好きだ。

ロールプレイングゲーム、漫画、アニメ、映画、この世界には素晴らしい物語が沢山ある。

その中から心と脳が震える物語に出逢えることを最高の楽しみとして日々過ごしています。

特にRPGが大好きです。

それはこれからも変わらないのだけれども。

そんな中、これまでとこれからの、出逢った素晴らしい物語を次世代に伝承しなければ!

と、思い立ちブログ開設をしました。

きっかけは自分の子供が大きくなってきて、ゲームをするようになってきたこと。

世界は2024年現在、子供はまだ物語を読み解くには幼く、イカとタコがペンキを塗りたくるゲームばかりやっております。

そんな我が子に素晴らしい物語の数々を伝えるにはどうすればよいか。どのRPGから始めてもらうのが良いか。

せっかくなら我が子にもRPGを好きになってもらいたいものです。

そして更に次世代に伝承していってもらいたい。

この素晴らしい物語の数々を絶させない為に。

そんなわけで、このブログでは僕がこれまでとこれから出逢う物語をなるべく楽しくおかしく魅力的に伝えていきたいと思います。

お子様がいる方は是非教えてあげてください。

これから宜しくお願いします。

ではまた。