◾️ドラゴンクエスト
発売機種:ファミリーコンピューター
発売メーカー:エニックス
発売日:1986年5月27日
〜あらすじ〜
古しえの昔、ここアレフガルドの地は闇に包まれていました。
しかし、伝説の勇者ロトが闇の支配者であった魔王を倒し、神から授かった光の玉で魔物たちを封じこめたことで、この地に平和が訪ずれました。
その後、長い間平和が続きました。
ところが、ある時どこからともなく出現した竜王が、城から光の玉を奪い、再び世界を闇に閉ざしてしまったのです。
アレフガルドの地に再び平和をもたらすため、多くの戦士が竜王に戦いを挑みました。
ですが、誰ひとりとして生きて帰って来ませんでした。
それから何年が過ぎたでしょうか。
偉大なる予言者ムツヘタは言いました。
「やがて、この地のどこかに伝説の勇者ロトの血を引く者が現われる。その者が竜王を滅ぼすであろう」
伝説の勇者ロトの血を引く者、それがあなたです。
竜王を倒す、あなたの冒険は今はじまったのです。
(公式説明書より一部抜粋)
〜大人気シリーズの第1作目〜
おはこんばんち!ヒュラでございます。
あなたは「ロトの伝説」を知っているだろうか?
今もなお続く大人気RPGシリーズはこのロト三部作から始まりました。
それがドラゴンクエストⅠ・Ⅱ・Ⅲです。
このロト三部作の特徴は、同じ世界を舞台にしている物語ということ。
これはドラクエシリーズでは実は珍しく、他にも天空シリーズ(Ⅳ〜Ⅵ)といった同じテーマを軸にした作品はありますが、同じ世界を冒険する物語はロト三部作だけなんです。だけだよね?
まだこのロト三部作をプレイしたことがない方は、是非三作品を続けてプレイして欲しい。
オススメは、Ⅰ→Ⅱ→Ⅲと順番にプレイすること。
苦労してたどり着いたドラクエⅢの終盤で、あなたはきっと驚きと感動に包まれるでしょう。
〜「あなたは死にました」〜
そもそも“ロールプレイング”=“役を演じる”ということです。
上記のあらすじにもあるように、プレイヤー自身が勇者として物語を体験し、竜王討伐を目指していきます。
ドラクエの主人公は一切セリフが無いことが有名。それはプレイヤー自身が主人公へ没入しやすいためでもあると思いますが、僕がこの体験を1番リアルに感じたのは、勇者がモンスターによって倒されて死んでしまったとき。
その時、画面にはこんな文章が現れます。
「あなたは しにました」
ゾッとするよね。たかがゲームのキャラが死んだだけ。けれど、とてつもなく悲しく、虚しい気分に襲われます。もう2度とやられるものか、そう決心させられる程に。
冒険をすればするほど、僕たちは勇者になることが出来る。
〜どこからともなく現れたから〜
さて、そんな勇者として旅立つあなたですが、必ずしもその存在を認めてもらう訳では無いようです。
それもそのはず、勇者は竜王と同様、世界に突如として現れました。ロトの血を引くって言ったって…簡単には信じられない人もいるのです。何せ国の命運と大事な姫の命がかかっていますからね。
町の中には実際に「お前がロトの血を引く者?何か証拠はあるのか?」と冒険を始めたばっかりのいたいけな青年に罵声を浴びせる者もいれば、竜王討伐を命じた王様でさえも、旅の資金として最初に120ゴールドしかくれません。その上、3つの宝箱の1つを自分の玉座の後ろに隠すという嫌がらせをする始末。なんて旅立ちだっ!
この冒険をすることであなたは軽く人間不信になれること間違いなし。
でも冒険を投げ出さないで。それはまだ勇者としての「実績」が無いから。諦めずに頑張って冒険を進めていけば、必ずしや誰もがあなたを真のロトの勇者だと認めてくれるはず。
社会もゲームも一緒ですね。
英雄は一日にして成らず。
〜RPGの教科書〜
このドラクエ1をプレイすれば、RPGというゲームがどういうものかが分かります。正にRPGの教科書と言っていいでしょう。
まだRPGをやったことがない方、苦手な方にもオススメ。
RPGの物語の進め方、強くなるにはどうすれば良いか、モンスターとの戦闘。1番オーソドックスなRPGを学びながら冒険を楽しむことが出来るはず。
何よりも、発売から何十年経っても色褪せない魅力的な冒険の数々。
待ち受ける素晴らしい物語の体験を、是非この作品から始めて頂きたい。
〜オススメのハード機〜
ドラクエ1はたくさんリメイク版が出てます。
オリジナルはファミコンですが、これは結構難しく、敵がまぁ強いの何の。それでもレベルを上げて、装備を整えれば戦えるようになっていくからそれが楽しいのだけれども。
リメイク版はスーパーファミコン版、ゲームボーイ版、Switch版(ダウンロード)、スマホでもプレイ出来ます。
リメイク版はゲームバランスがとても良い感じに調整されているので遊びやすくなっています。
RPGが苦手な方はリメイク版を是非遊んでみてください。
オススメはスーファミかSwitchダウンロード版かなぁ。RPGはテレビで、でっかい画面でやって欲しいっすな!
お子様も簡単な漢字が読めれば大丈夫。
7歳位には出来るのかな?RPGの楽しさを是非知って欲しいですね。負けるな少年少女たち!